時代の要請に耳を傾ける

 私がこの仕事を志してから、はや四十数年が経ちました。往時の日本刀愛好家といえば、経済的に余裕がある比較的年齢の高い紳士のお客様がほとんどで、現在のように海外からのお客様や二十代前後の若いお嬢さん達の姿を店内でお見かけする機会はまずなかったと記憶しております。日本刀の愛好家の裾野はこの四十数年で大きな広がりを見せたのは実によろこばしいことです。

 

 一方、私の創業当時に御刀をご購入をなされたお客様に目を転じますと、日本刀の収集は一段落され、愛蔵の作品をそろそろ次代に引き継がせたいという御意向をお持ちであるようにお見受けいたします。この四十数年間を振り返りますと、日本刀の売買相場はバブル時代をピークに、二十数年間多少の相場の変動はあるものの、総じて低位で推移してまいりました。そのため、価額的に折り合いがつかず、日本刀の売却を見合わせておられるお客様方が多くおられることも事実であります。

 銀座長州屋本店にも御刀のご処分の相談が頻繁に寄せられております。多くの場合、お客様方は現在の相場に納得され、小社に御刀を委ねられるのですが、中には、ご自分の希望の金額で処分したい、あるいは最も有利な売却方法が他にないものかと逡巡されて、決断に時間を要するお客様もおられます。

 このようなお客様のご要望を踏まえ、持ち主の希望価格を充分に考慮に入れた設定価額にて作品の売却を行う委託販売専門店 銀座長州屋 ANNEX​を開店することにいたしました。これにより、委託販売は一切行わなかった銀座長州屋本店の不足が補完され、本店とANNEXが協力してお客様方のご要望に全方位にお応えできる体制が整うこととなります。

 

 また、購入を検討しておられるお客様と、大切な財産を適価で売却したいと希望される持ち主との出会いの場が、実店舗として銀座四丁目に設けられることも仮想空間での売買が一般化する現在にあっては意味のあることと思います。

 日本一の繁華街である銀座、それも歌舞伎座に近い銀座四丁目の立地を活かしてお預かりした御品を展示し、日本全国、いや世界中の方々に作品を手に取ってご覧いただく場としてご利用いただければ幸甚です。

 

 もちろん、銀座長州屋ANNEXの作品は全て銀座長州屋の厳しいチェックを行った上で店頭展示がなされますので、売手、買手双方のお客様方にとって必ずやご満足いただける結果がでるものと自負しております。ひいては、銀座長州屋ANNEXが、「刀を未来に向けて大切に保存する」という大きな役目の一翼を担い、日本刀の伝統と格式を未来へと守り伝える一助となれば嬉しい限りです。

​どうぞ、お気軽に銀座長州屋ANNEXまで足をお運びください。

株式会社 銀座長州屋
 ​代表取締役 深海 信彦

〒104-0061 東京都中央区銀座4−10−6 G4ビル2F

電話番号 : 03-6264-1107
FAX : 03-6264-1139
株式会社 銀座長州屋 ANNEX

日本刀専門店 銀座長州屋ファインスオード