李白観瀑図鐔 銘  生壽軒濱野春好(花押)

 酒を友として瀧を眺める李白の渓谷に佇む姿。濱野春好は二代目矩随の門人で、濱野一門らしい精巧な高彫表現を得意とした。この鐔は、精良な鉄地を竪丸形に仕上げ、聳える岩山を高彫で表わし、瀧水の霧になり雲になる様子は微細な肉彫と点刻の組み合わせ。ここに空気の流れが感じられ、遠景は霧に霞んで無限に広がる。
保存刀装具鑑定書
李白観瀑図鐔 銘  生壽軒濱野春好(花押)